昨日はGKB48オンライン勉強会「いま知っておくべき “オープンバッジ”を学ぶ」を開催しました。約50名の方に参加いただきました。
文部科学省生涯学習推進課の粟津勤さんの日本のリカレント教育の現状と課題、デジタルバッジ(オープンバッジ)の可能性についてお話いただいた後に第一部で一般財団法人オープンバッジネットワーク事務局長の吉田俊明さんにオープンバッジの概要と大学を中心に活用の事例をわかりやすく解説いただきました。そのあと成城大学 データサイエンス教育研究センター長・経済学部教授 小宮路雅博さんに「大学での実践事例~成城大学」と題してプレゼンしていただきました。大学での事例をオープンにわかりやすくお話しいただいたので、参加した方にはオープンバッジの活用の仕方と可能性が伝わったように思います。アイデアにあふれた取り組みの紹介で、刺激的でした。
そのあとの第一部の質問の時間にはマイクロクレデンシャルの話などが出ました。
第二部は視点を変えて株式会社インフォザインの水野裕子さんに海外大学の事例を紹介いただきました。フランスのカーンノルマンディ大学のソフトスキル(測定が難しい非認知能力のようなもの)の標準化にオープンバッジの活用しているという事例はオープンバッジの別な側面を気づかせてもらいました。最後にファーストスタープロジェクツ理事長の渡邉純一さんに「広がるオープンバッジの活用」と題してWEBサイトがどのように広まっていったかと比較しながらオープンバッジの現在の課題と今後の普及の予測について話していただきました。
いろいろな観点から「オープンバッジ」のことを考える機会になったのではないでしょうか。登壇いただいた方々がオンラインにもかかわらず、それを感じさせないGKBらしい学びになったのでないかと思います。運営にご協力いただいた方には心から感謝申し上げます。
今回の勉強会シリーズは来年の第10回GKB48教育カンファレンスで大テーマとする『2,050年の大学の姿を考える』に向けてみんなで知識と思考を積み重ねていくことを目的としています。
上からの教育改革に目を向け実施することだけではなく現場でしっかりと捉え直して、フラットに縦横につながりながら現場からの取り組みやアイデアを発信していくのがGKB48の当初からの姿勢です。
次回は「大学業務に今日から使える生成AI入門!まずは触ってみる勉強会」です。講師には九州大学のIR室学術推進専門員の森木銀河さんを迎えて事務の効率化につながる生成AIを使った実践的な勉強会になります。
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